東映会長の岡田裕介さん(本名剛=つよし)が18日午後10時58分、急性大動脈解離のため東京都内の病院で死去した。20日、同社が発表した。71歳。

京都府出身の岡田さんは、東映会長の茂さんを父に持ち、慶大商学部商学科卒業後、69年に俳優デビュー。70年の「赤頭巾ちゃん気をつけて」など、森谷司郎監督の作品に出演。その後、プロデューサーに転じ、80年に高倉健さんと吉永小百合が初共演した映画「動乱」(森谷司郎監督)などを手掛けた。

88年に東映に入社し、90年に東京撮影所長に就任。取締役、常務取締役を経て02年に社長、14年に会長に就任。日本映画製作者連盟(映連)の会長も務めていた。